鶴瓶のらくだ
11月23日。京都南座へ「鶴瓶のらくだ」午後の部を観賞して参りました。貧乏人なので普段は前の方の席はとらないのですが今回は3列目。めっちゃ近くでした。で最初は立ちで少し喋り、舞台の幕が上がるとそこには鶴瓶師匠のお葬式の舞台・・。弔電が読まれているなか鶴瓶師匠は着物に着換えに舞台を降りる。
舞台が反転し、落語が始まりました。最初に「青木先生」続いて「オールウェイズお母ちゃんの笑顔」の2本でした。「お母ちゃんの笑顔」は今回初めて聴いた落語でした。子供の頃の自分とお母ちゃんとの日常を話していくんですが、話の中に優しさがあって暖かい気持ちになれるそんな素晴らしい落語でした。
そしていよいよ「らくだ」という1時間ある長い落語が始まります。松鶴師匠のらくだでもない、米朝師匠の落語でもない、鶴瓶独特の「らくだ」に仕上がっていました。紙くず屋がだんだんとお酒を飲み、軟弱な感じの男が段々と気が強くなっていくんですが酔っ払い始めるとさすがは笑福亭!松鶴師匠のような感じになるんです。落語ってホント素晴らしいですよね、師匠の話しを弟子が継いで、自分のものに仕上げながら師匠の味も壊さない。そんなことがずっと続いてるってことが凄いかっこいいなぁっと思いました。
「らくだ」のオチが終わると舞台は再度反転、今度は鶴瓶師匠の出棺という演出があります。また舞台が戻ってきますと、そこには頭を下げたままの鶴瓶師匠、再度新しく自分で作った「らくだ」の部分はじまります。らくだが生きかえり、自分の家へと帰って行く、自分の家では紙くず屋が酒を飲んでいる。らくだと紙くず屋が言い争い、最後は同じオチ「ひやでもええさかい、もう一杯くれ」
舞台は暗転し、再度照明が点灯、そこには大きな松鶴師匠の写真があるんです。すると鶴瓶師匠が師匠との思いで話をされるんです。
入門して4日目・・下足番をしていた鶴瓶が松鶴師匠と仲のよかった新聞記者の横柄な態度が我慢できなく口論をしてしまうんです。すると怒ったその新聞記者が「辞めさせたる!」と言って松鶴師匠の元へ連れていく。師匠に理由を話し、破門させられるとおもった鶴瓶、しかし松鶴は記者に対し「アホんだら、ぼけ、いずれコイツからネタもらわなあかんようになるんやろ!いねさらせ!」とおしゃったそうです。きっと凄く嬉しかったんでしょうね、少し涙目になっておられました。
鶴瓶師匠の素晴らしいところは愛情が深いってところなんだと思います。師匠に対しても、母に対しても、それが素晴らしい落語になっていくんでしょうね。いい時間を過ごせました。
余談になりますが、8時半まで出待ちをしてみようと思い待ってますとそこにオセロの松嶋さんがさっとスターぽくタクシーに乗っていったりとしていました。
そして鶴瓶師匠が出てくると、僕の方に近づいてきてくれて「あの、バタバタしてるんでサインは送りますわ。ここに住所と名前書いて渡しといて下さい」と言ってくれるんです。宇木マネージャーも感じよく対応してくれて嬉しかったですわ~。休み明けには送ってくださるそうで今楽しみに待っているところです。
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